継続とマシュマロ
継続は力なり。
有名なことわざだが解釈はいくつかあるみたいで
- 個々の成果は微々たるものであっても、地道に成果を積み重ねていけば、やがて大きな事業を達成できる。目標を達成できる。
- 今は実力不足であっても、挫けずに修練を積んでいけば、いずれ大成できる。
- 物事を成し遂げるまで諦めずに取り組み続けるということは、それ自体、優れた能力のひとつである。
どれも続けてることはいいことだという意味だろう。
この「継続は力なり」が実験的に証明されたと思えるものが、アメリカの大学で行われた「子どもがマシュマロを何分食べずにいられるか」を測る自制心に関する実験にある。
ある部屋の中に調査対象である子どもひとりと、大学の関係者の大人ひとりで始まる。
大学の関係者は子どもの大好物マシュマロ、クッキーなどのお菓子を机の上に置き、しばらくしたら戻るからと言って部屋を去り、その間に子どもが大好物のお菓子をどれだけガマンできるか測定し、またその様子を観察する。
中には1分以内に食べだした子どももいるし、目をふさいだり後ろを向いたりしてガマンして実験者が戻ってくるまでガマンできた子どもいた。
この実験の見逃せない点は、12年後の追跡調査によりガマンできた子どもの方が大学適正試験の点が高いというのだ。このことから、人生では自制心(セルフコントロール)が重要だろうという、貴重な実験データになったという。
「継続は力なり」もガマン強く続けられる能力をもっているから、いろいろ成し遂げる可能性が高くなるのだろうと少し納得した。
これを知ると、どうやったらガマン強い子にするかというのを考えてしまうが長くなるので、またの機会に考えたい。
ところで、私がいる東南アジアの某国の人々はなんだかガマン弱いのだが。。